うみカメラマン、むらいさちさんから届いたカメラリュックのレビューです。カメラバッグを選ぶ時に一番の悩み「実際にどれくらい収納できるのか?」
この疑問に応えるべく、直近でリリースされたGO、RANGEについて、実際にご使用いただき、独自目線で新商品を語っていただきました。ミラーレスに特化したシリーズですので、ぜひ参考になさってください。
VEO GO 46M
最初にこのリュックを見たときは、その薄さにびっくりしたのと、ちゃんと物が入るのか不安になりました。
僕は撮影には交換レンズをたくさん持っていく方なので、近場でちゃんと作品撮りをしたい時に使いたいと思い選びました。
実際に、物を入れてみると、その細身のシルエットから想像できないほど、物がたくさん入ります。写真を見てもらえればわかる通り、ミラーレスカメラならば、レンズ付きボディ1台、レンズ5本が収納可能です。これだけ入ればどんな撮影にも対応できますよね。
その他、パソコン入れが前後にあるので、PCとタブレットを持っていくことも。小物や上着などは上のスペースに入りますし、三脚やペットボトルもサイドポケットに入れることができて、想像以上の容量に驚きました。
まさに、写真を撮る人のことをとても考えて作られているのがよく分かります。レインカバーが標準装備なのもありがたいですね。
そしてシンプルで、お洒落なデザインが気に入っています。一見カメラリュックには見えないので、普段使いもできるのも良いですね。
VEO RANGE 48
いざバンガードのリュックを使うとなったらRANGEにするかGOにするか迷ったのですが、実際に手に取ると、使う用途が違うことに気づき、結局2個使い分けてみることにしました。
海外の仕事などには、大容量のALTA SKYを使うのですが、国内一泊くらいの撮影ならば、このリュックで十分賄えます。
GOと比べると、レンズ本数は入りませんが、奥行きが深いので、一眼レフなどの大きなカメラを持つならこのリュックの方が良いでしょう。レンズ交換の多い僕なので、フロント面から容易にカメラが入っているエリアにアクセスできるのはとても便利です。
独立した2気室スタイルで、上のフリースペースが大きく、色々なものが入るので、撮影道具はもちろん、衣類やレインウエアなども入ります。今では撮影に欠かせない、パソコンを入れるスペースがちゃんとあるのもありがたいです。
サイドポケットが大きいので、三脚やペットボトル、よく使うレンズなども入れることができるのも良いですね。
こちらもレインカバーが標準装備されてるのは、アウトドアの撮影などには助かります。
そして、デザインもかわいらしく、僕の好みです。一見ではカメラリュックだと分らないので、普段使いもできるのも嬉しいですね。
むらい さち沖縄でのダイビングインストラクターを経て写真の世界へ。現在はフリーランスとして、水中からオーロラまで、世界中をフィールドに一年の多くを取材先で過ごしている。撮影のテーマは、「しあわせのとき」。著書に『しあわせのとき』(Libro Arte)、『きせきのしま』(小学館)、『LinoLIno』『ALOHEART』(LifeDesignBooks)、『FantaSea』(BUNKADO)、写真絵本「よるのこどものあかるいゆめ」詩:谷川俊太郎(マイクロマガジン)など多数。
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